あーりーです。
ふとんに入ってぬくぬくと漫画を読むのが好きです。
やわらかいふとんの中で漫画を読むって、ホントしあわせですよね。
先日は、漫画『美醜の大地 復讐のために顔を捨てた女』について書きました。
きょうも怖いもの見たさで、こんな漫画を…
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『シャトゥーン~ヒグマの森~』です。表紙からして怖そうですね…汗
『シャトゥーン~ヒグマの森~』はどんな漫画?
北海道の雪山で、人がつぎつぎと巨大なヒグマに襲われる話です。
あらすじ
12月31日。
瀬戸祐介、土佐薫、土佐美々の3人は、年末年始を雪山で過ごすため、仲間が待つ山小屋へ車を走らせます。
その車内の雰囲気がとても楽しそうなんですが、それがかえって、これから始まる悲劇の前触れに思えて…
読んでるそばからソワソワしてしまいます。
途中、3人は雪道に倒れている人を発見します。それはヒグマに襲われた男性の遺体でした。
ようやく仲間のいる山小屋へ逃げ込んだ彼らですが、その山小屋がヒグマの襲撃を受け…
1人、2人と犠牲になっていきます。
呼吸を忘れるほどの恐怖
ヒグマの怖さが最大のみどころです。
絵に迫力があって、見ているとゾッとします。
あと、ヒグマが描かれていないシーンでも、いつヒグマが現れるのか?っていうハラハラ感があります。
ヒグマが出てきたときはもちろん、出てこないときでも怖いんです。
ぼくはベッドのふとんにくるまってスマホで読んでいたんですけど、呼吸するのも忘れるほど世界に入りこんじゃいました。
息苦しくなって「わぁ、息してなかった…!」って(汗)
ヒグマの襲撃
人がヒグマに襲われるシーンが、なんともいえずリアルなんです。
エスという外国人男性がヒグマに襲われる場面があります。これが強烈でした。
エスは新婚さんで、かわいい奥さんがいて、奥さんのお腹には赤ちゃんがいるんです。気さくで気の良い、やさしい男性です。
とつぜんのヒグマの襲撃によって、エスはみんなの前からあっという間に消えます。
小屋の窓を割って入りこんできたヒグマの鋭いツメが、彼の体をかっさらって行ったんです。
仲間たちは、なす術がありません。
ヒグマに襲われた人間の視点
そのあと、ヒグマの襲撃を受けたエス本人の視点が描かれます。
エスの視点はこうです。
いきなりガラスが割れる音がして(窓ガラスがヒグマにやぶられた音です)、つぎの瞬間、自分の体がものすごい勢いで小屋の外へ引っぱり出され、なにがなんだかわからない中でケモノの強烈な口臭を感じます。
いつの間にか自分は小屋の外の雪原にいる。
そして、すぐそばにヒグマがいることを知ります。
そのあと、彼が何を見たのか、何を考えたのか。ここで文字にするのは気が引けるので書きませんが、ヒグマに襲われた人間がどうなるのか、想像しろと言われてもぼくなんかには絶対に思いもつかないような、恐ろしいリアルがそこにありました。
人と人の対立
これはヒグマ対人間の戦いに見えて、じつは人と人の対立の話でもあります。
ヒグマに襲われるという極限状態の中で、人と人がぶつかり合います。
スマホから目を上げて、いま自分がいる平和な日常を思うと、ホッとします。
あたりまえの今を大事にしよう、って思います。
すごくハラハラドキドキの漫画でした。無料で試し読みができるページがあるので、みなさんもぜひ読んでみてください。
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