あーりーです。
最近は、JavaScriptの勉強にハマってます。
未知の世界に触れるってワクワクしますよね。
頭の体操みたいな感じで、趣味でのんびりとやってます。
JavaScriptの記事は、この記事も含めて「初心者のための超わかりやすいJavaScript入門」にまとめてあります。よろしければご覧ください。
さて。
今回のテーマは「比較演算子」です。
比較演算子って?
比較演算子っていうのは、ふたつの値を比べるときの記号です。
どっちが大きいとか…
どっちが小さいとか…
同じとか…
そういうことを比べます。
プログラムの分かれ道で使う
比較演算子は、プログラムの分かれ道で使います。
たとえば…
「aは10より小さい」という表現が成立するときは、Aの道へ。
成立しないときは、Bの道へ。
みたいな感じで、プログラムの流れを分岐させることができます。
比較演算子には、いくつか種類があります。
では、一つずつ見ていきましょ~。
~より小さい
まずは「<」という記号です。
これは「左辺が右辺よりも小さい」ことを意味します。
※左辺とは記号の左側、右辺とは記号の右側のことです。
たとえば、こうです。
a<10
これは「aは10よりも小さい」という意味です。
もしも「a」に代入されている数字が「8」とか「9」なら、「10」よりも小さいですから、この式は成立します。
「a」に代入されている数字が「10」とか「11」だと成立しません。
~以下
2つ目は「<=」という記号です。
これは「左辺は右辺以下」を意味します。
たとえば、こうです。
a<=10
これは「aは10以下」という意味です。
「以下」は「10」そのものも含みます。
だから仮に「a」に代入されている数字がぴったり「10」でも、この式は成立します。
「a」と「10」がイコールでもOKなんです。
だから「<=」の記号にはイコールが入っています。
~より大きい
3つ目は「>」という記号です。
これは「左辺が右辺より大きい」ことを意味します。
たとえば、こうです。
a>10
これは「aは10よりも大きい」という意味です。
もしも「a」に代入されている数字が「11」とか「12」なら、「10」よりも大きいですから、この式は成立します。
「a」に代入されている数字が「9」とか「10」だと成立しません。
~以上
4つ目は「>=」という記号です。
これは「左辺は右辺以上」を意味します。
たとえば、こうです。
a>=10
これは「aは10以上」という意味です。
「以上」は「10」そのものも含みます。
だから仮に「a」に代入されている数字がぴったり「10」でも、この式は成立します。
等しい
5つ目は「==」という記号です。
これは「左辺と右辺が等しい」ことを意味します。
こちらの例をご覧ください。
a==8
これは「aと8は等しい」という意味です。
仮に「a」に代入されている数字が「8」の場合、この式は成立します。
等しくない
6つ目は「!=」という記号です。
これは「左辺と右辺が等しくない」ことを意味します。
たとえば、こうです。
a!=100
これは「aと100は等しくない」という意味です。
「a」に代入されている数字が「100」以外であれば、「100」と等しくないので、この式は成立します。
「a」に代入されている数字が「100」であれば、「100」と等しくなってしまうので、この式は成立しません。
ただ等しいだけじゃなくデータ型も等しい
7つ目は「===」という記号です。
これは「左辺と右辺が等しく、かつデータ型も一致」を意味します。
データ型とは…
「数字」なのか「文字」なのかっていう話です。
たとえば、こうです。
a===500
これは「aは数字の500」という意味です。
「a」に数字の「500」が代入されている場合、この式は成立します。
でも…
もしも「a」に代入されているのが、文字としての「500」なら、この式は成立しません。
文字としての「500」とは、ダブルクォート(またはシングルクォート)で囲まれた「500」です。
これです。
"500"
ダブルクォート(またはシングルクォート)で囲むと、「数字」ではなく「文字」として認識されます。
データ型が「数字」から「文字」に変化するんです。
たとえば…
「a」に文字としての「”500″」が代入されたとします。
こんなふうに。
var a="500";
すると、この式は成立しません。
a===500
左辺が文字としての「”500″」で、右辺が数字の「500」だからです。
等しくない、もしくはデータ型が一致しない
最後は「!==」という記号です。
これは「右辺と左辺が等しくない」もしくは「右辺と左辺のデータ型が違う」ことを意味します。
たとえば、こうです。
a!==500
これは「aと500は等しくない」もしくは「aと500のデータ型が違う」という意味です。
たとえば…
「a」に代入されているのが、数字の「400」の場合、「左辺と右辺が等しくない」にあてはまるので、この式は成立します。
「a」に代入されているのが、文字としての「”500″」の場合、「右辺と左辺のデータ型が違う」にあてはまるので、この式は成立します。
「a」に代入されているのが、数字の「500」の場合は…
「右辺と左辺が等しくない」という条件に当てはまりません。
「右辺と左辺のデータ型が違う」という条件にも当てはまりません。
だから、この式は成立しません。
今回は、比較演算子の話でした。
おしまい。
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