あーりーです。
生きるヒントがいっぱい詰まった中国の古典『菜根譚』。
そのゆる~い現代語訳を書いています。
菜根譚には「前集」と「後集」があります。
今回は「前集」の121から125までの訳です。
前集121 人間関係のトラブルを避ける4か条
誰か一人に偏った信頼を寄せて、だまされることがないように。
自信を持ちすぎて、自分の「やる気」に振り回されることがないように。
自分の長所によって、他人の短所を浮き彫りにすることがないように。
自分に能力がないからといって、他人の能力を嫌うことがないように。
前集122 人の短所との付き合い方
人の短所はフォローしてあげるのが良いです。
もし短所をズバッと指摘してしまうと、それは自分の短所で人の短所を責めているようなものです。
頑固な人に対しては、よく話し合ってさとすのが良いです。
もし怒って感情的に接すれば、自分の頑固さで他人の頑固さをよりエスカレートさせることになります。
前集123 無口な人、怒りっぽい人との付き合い方
無口でめったにしゃべらない人に会ったら、しばらくの間、本音を打ち明けるのは止めておきましょう。
怒りっぽくて「自分の意見は正しい!」と思い込んでいる人に会ったら、余計なことはしゃべらないでおきましょう。
前集124 集中と解放
ぼんやりとして集中力がないときは、心をシャキッと目覚めさせましょう。
緊張して固くなっているときは、心を解放してリラックスしましょう。
これができないと、ぼんやりして集中力がない状態から抜け出せたとしても、心が乱れて困ることになります。
前集125 人の心は刻一刻と変化する
さっきまで晴れていたのに、急にカミナリが鳴ることがあります。
さっきまで嵐だったのに、急に晴れることがあります。
自然は刻一刻と変化します。
目の前の現象は、ほんの一瞬のものでしかありません。
空模様は刻一刻と変化します。
目の前の天気は、ほんの一瞬のものでしかありません。
人の心も同じで、刻一刻と変わっていきます。