あーりーです。
中国の古典『菜根譚』のゆる~い現代語訳を書いています。
菜根譚には「前集」と「後集」があります。
今回は「前集」の111から115です。
前集111 ずば抜けた活躍に憧れるより、日ごろの行いを大切に
個人的に誰かに恩を着せるより、全体のことを考えて行動するほうが良いです。
新しい顔見知りを次々とつくるより、古い友人との付き合いを深めるほうが良いです。
目立ってちやほやされるより、人目に付かないところで徳を積むほうが良いです。
ずば抜けた活躍に憧れるより、日ごろの行いを大切にするほうが良いです。
前集112 正論に逆らわない 権力に取り入らない
公平な正論に逆らってはいけません。
一度でも逆らうと、後々まで恥をさらすことになります。
権勢や私利私欲におぼれる人々を訪ねてはいけません。
一度でも足を踏み入れると、その汚れは一生消えません。
前集113 大切な思いを曲げてまで他人を喜ばせるくらいなら
自分の大切な思いを曲げてまで他人を喜ばせるくらいなら、大切な思いを貫いて嫌われるほうがましです。
なにも良いことをしてないのに褒められるくらいなら、悪いことをしてないのに責められるほうがましです。
前集114 肉親や友人との付き合い
肉親にゴタゴタがあったときは、まず落ち着きましょう。
感情に振り回されてはいけません。
友人が失敗したときは、適切に声をかけましょう。
ゆったりかまえて放っておいてはいけません。
前集115 本物の英雄
ちょっとしたことでも手を抜かない。
誰も見ていないからといってズルをしない。
落ちぶれても、やさぐれない。
これができてこそ、本物の英雄です。