ファシリテーターの道具箱 組織の問題解決に使えるパワーツール49

読書の感想:一般

ファシリテーションの参考に買った本の中では、この『ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49』がダントツに使いやすかったです。

 

 

これ1冊あれば、だいたいのファシリテーションには対応できるんじゃないかと思います。

ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49
ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49

 

 

見開きページに一つのアビリティ(ワーク)が載っているので、とっても見やすいです。

全部で49種類も載っています。

よりどり見取りです。

中でも、ぼくがお世話になったお気に入りのアビリティ(ワーク)をいくつかご紹介します。

ウソつき自己紹介

はじめての人と仲良くなるためのアイスブレークです。

参加者は人生をふりかえって、人に話したいエピソードを3つ考え、キーワードを大きくA4サイズの紙に書きます。

 

 

ただし…

その3つのうちの1つがウソなんです。

あとは、紙に書いたキーワードをみんなに見せながら自己紹介をして、最後にどれがウソだったか他のみんなに投票してもらいます。

他己紹介

自己紹介ではなく、他己紹介です。

知らない人同士でペアを組み、5分程度時間をとってパートナーをインタビューし、その結果をみんなに紹介するというものです。

他己紹介は何度も使わせて頂きました。笑いが生まれて、いい空気になります。

ブレーンストーミング

お互い批判をせずに、どんどんアイディアを出していくというブレーンストーミング。

これを基礎においておくと、そのほかのアビリティ(ワーク)もなめらかになるので、とってもお世話になりました。

ペイオフマトリックス

出てきたたくさんのアイディアを、縦横2つの軸で整理する方法です。

これもずいぶん使わせてもらいました。

 

 

ペイオフマトリックスの説明のために、何か例題を一つやってみるときは、みんなが共通して知っていることをテーマにすると盛り上がります。

 

 

ぼくはよく「ダイエット」をテーマにしました。

まずはじめにみんなで知っている限りのダイエット方法を挙げてもらうんです。

雑誌で読んだもの、テレビで見たもの、むかし流行ったもの、自分がやっているもの、なんでもありです。

 

 

その後、縦軸を「効果」の高低にし、横軸を「取り組みやすさ」の難易に設定したペイオフマトリックスに、これまでに挙がったたくさんのダイエット方法を配置していきます。

ヒーローインタビュー

これもよく使わせてもらいました。

2人ずつペアになって、ヒーローインタビューの用紙を参考にお互いにインタビューをします。

自分のプラスの面や輝いていたシーンを思い出すためです。

あとでそれを全体に発表します。

そのほかいろいろ

ほかにもいろいろな「道具」が載っています。

ファシリテーションや講座、会議進行、ミーティング進行などを行う機会のある方には、強い味方となってくれる本です。

ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49

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