ブログの書き方を齋藤孝さんの『コメント力』に学ぶ

読書の感想:一般

あーりーです。

細々とブログを書いています。

 

ブログのネタを見つけるのって大変ですよね。

ネタを見つけたとしても、それをブログの記事にするには、あたりまえですが文章にする必要があります。

 

文章にするっていうことは、ある切り口で対象を切り取るということです。

これが、慣れないとなかなか難しいんですよね。

とほほ。

 

おいしいものを食べたり、おもしろい本を読んだり、ちょっとした体験をしたり、なにかを感じたり、なにかを購入したり、たのしい計画をしたり、どこかに行ったり…

それらをどんな文書にするか。

 

ブログの書き方

ブログの書き方の本ではなくても、ブログの書き方のヒントになりそうな本は、たくさんあります。

それらのヒントを、自分自身の頭の整理のために、備忘録として書いてみたいと思います。

コメント力

齋藤孝さんの『コメント力』という本です。

ブログを書くときのヒントになりそうなことが、たくさん載っています。

コメント力―「できる人」はここがちがう (ちくま文庫)
コメント力―「できる人」はここがちがう (ちくま文庫)

ほめるときは似ているものを提示する

たとえばAという本の感想を書くとき。

「このAという本は、有名なBという本に似ていて素晴らしい」という書き方です。

齋藤孝さんの『コメント力』には、つぎのように書いてあります。

ただ似ているというだけなら掘り下げが浅いが、何がどう似ているのか明確に言えれば、ものを見る視点がクリアになる。

ふむふむ。

他の人と角度を変えたコメントをする

齋藤孝さんの言葉を引用します。

私にコメントの仕事をふってきた理由は何なのか? ということをきちんと聞いておくと、他の人と角度を変えたコメントを出しやすい。

まっさらな気持ちでありのままの感想を述べるのも、もちろん良いのですが、みんながみんな同じコメントばかりだとつまらない。

だから、他の人とは角度を変えたコメントをする、っていうことですね。

 

これをブログにあてはめて考えると…

人々は自分というキャラクターに何をもとめているだろうか、みんながこのブログを見に来てくれるのはなぜだろうかと考えて、あえてふつうとは違った角度で記事を書く。

といった感じでしょうか。

↑この考え方は、すでにキャラが立っていることが前提ですが、逆に、これをすることでキャラが立っていくとも言えますね。

2つを並べて語る

齋藤孝さんの言葉を引用します。

コメントをするさい、2つを並べて批評するのはひじょうにやりやすい。まったく違う2つなら、その違いについてコメントすればいいし、よく似たものなら、共通点を指摘しながら、微妙な違いについて語ることで、より高度なコメントができる。

なるほどぉ~。

最初に挙げた「ほめるときは似ているものを提示する」の応用編ですね。

 

ブログで例えると…

Aという本とBという本を並べて語る。AというソフトクリームとBというソフトクリームを並べて語る。Aという時間の使い方とBという時間の使い方を並べて語る。

などなど。

2つを並べて語って、その共通点や違いを掘り下げていけばいいんですね。

読者に新鮮な気づきを与える書き方

通常予想する感想をつきぬけて、新しい気づきをうながすのがコメントのだいご味だといいます。

その文型が以下のとおりです。

 

 

「~でありながら、~である」

「~それでいて思いがけなく~」

 

 

齋藤孝さんの言葉を引用します。

この文型には、まず私たちが通常予想する感覚を前提にして、だが実はこうなのだという気づきがある。

ブログを例にすると…

「この本は子ども向けでありながら、大人こそが泣ける本である」

「この最新家電は操作がシンプルだ。それでいて思いがけなく高性能である」

みたいな感じでしょうか。

ブログの題材にしたいものの中に、相反する2つの要素を見つけてあてはめれば、うまく表現できそうですね。

足りないものについては言及しない

最後に、齋藤孝さんがコメントをする際に気を付けているルールをご紹介します。

それは「足りないものについては言及をしない」ということ。

 

齋藤孝さんはこう書いています。

注目するのは当人がもっともエネルギーをかけた部分であり、そこに対して自分なら同じことができただろうかという視点で考える。

リスペクトの気持ちですね。

 

以上のことは、『コメント力』のほんのほんのほんの一部です。

こうしてちょっと見ただけでも、ブログの書き方の参考になりそうなことがたくさん見受けられますね。

ちょっとだけブログが書きやすくなったような気がします。

コメント力―「できる人」はここがちがう (ちくま文庫)

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