あーりーです。
時間とか空間とか、そういう話がわりと好きです。
たとえば『ドラえもん』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』や『タイム・リープ』など、時間のパラドックス云々という物語が大好物です。
ちなみに…
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』はネタバレ感想も書いていますので、よろしければご覧ください。
さてさて。
アインシュタインの話です。
『相対性理論を楽しむ本』
「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)
楽しめます。
ぼくの頭では完全に理解はできませんが、楽しめます。
そこにウソはありません。
難しそうだけど、興味がある
相対性理論ってなに?
難しそう?
って思いますよね。
ぼくもそうです。
難しそうだけど、興味がある。
浦島効果
そこで相対性理論の有名なはなしを一つ。
「浦島効果」です。
ある男が地球に妻子を残して、ロケットで宇宙に飛び立ちました。
ロケットは光速に近いスピードで移動しました。
1年後、男は地球に戻りました。
すると妻はすっかりお婆さんになって、子どもは自分よりも年上になっていました。
時間が遅く流れる
ロケットは光速に近いスピードで移動しました。
光速に近いスピードで移動すると、相対性理論では時間の進み方が遅くなります。
だから男は年を取らなかったんです。
これは有名なはなしですね。
では、これをふまえて…
もっと深いはなし
もう一つ…
「双子のパラドックス」という面白いはなしがあります。
「浦島効果」と似ていますが、もう一段階、深いはなしです。
双子のパラドックス
あるところに双子がいました。
兄が光速に近いスピードのロケットで地球を飛び立ちました。
弟は地球に残りました。
兄はある星にまっすぐ飛んで行き、到着したらすぐに方向を変え、地球に戻ってきました。
双子は地球で再会しました。
さあ!
どちらが若いか。どちらが年を取っているか。
浦島効果のはなしを適用すると、ロケットで移動した兄が若くて、地球でじっとしていた弟が年を取っていると言えそうです。
でも…
こんな意見があります。
弟(地球)から見れば、たしかに兄(ロケット)のほうが光速に近いスピードで移動しているが、逆に兄(ロケット)から見れば弟(地球)のほうが光速に近いスピードで移動していると言えるんじゃないか?
じゃあ、年を取っているのはどっち?
というはなしです。
これが双子のパラドックスです。
パラドックスの答え
双子のパラドックスの答えも、この本に書いてあります。
結論から言うと、やっぱり兄(ロケット)のほうが若いままだそうです。
その部分の説明を読んでみました。
むむむ…
むむむむむ…
ぼくの脳みそではよく理解できません(笑)
でもきっと、この本に興味があるみなさんなら理解されることと思います。
どうやら「加速度運動」という言葉がキーワードのようです。
理解するのではなく楽しむ
理解できなくてもいいんです。
難しいところは、さーっと読み飛ばせばいいんです。
相対性理論の雰囲気が楽しめれば、それでいいんです。
だってこの本のタイトルは「理解する」ではなく「楽しむ」ですから。
もくじだけでワクワクする
もくじを見るだけでワクワクします。
ちょっと見てみましょう。
第1章 相対性理論を体験しよう!
第2章 相対性理論を生んだ天才 アインシュタインの生涯
このへんは導入ですね。
そして…
第3章 はじめに光ありき
第4章 遅れる時間の不思議
第5章 時間+空間=時空
↑どうですか。すごく面白そうじゃないですか?
読んで理解できないにしても、テンションが上がるもくじです。
さらにもくじはつづきます。
第6章 物質はエネルギーの固まり
第7章 ゆがんだ時空
第8章 双子のパラドックス
きました! きました!
双子のパラドックス!
そして…
第9章 火の玉宇宙が膨張する
第10章 無から生まれ急成長した宇宙
なんかもう宇宙の神秘に迫っています。
楽しみながら理解する
頭が追い付かないぼくにとっては、この本は相対性理論を「楽しむ」ためのものです。残念ながら「理解」までは至りません。それでも十分楽しいです。
頭が追い付くみなさんにとっては、きっと楽しみながら「理解」できる本になるんじゃないかと思います。