あーりーです。
百人一首のゆるい現代語訳です。
前回はNo.36~40の歌でした。
今回はNo.41~45の歌を載せています。
ゆる訳 百人一首
41.恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人しれずこそ思ひそめしか(壬生忠見)
【訳】人知れずあの人を想っていたはずなのに。私のこの気持ち、みんな知ってるんだね。
42.ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波こさじとは(清原元輔)
【訳】末の松山を波が越すことはない。それと同じく、ふたりの愛もけっして変わることがない。そう誓いあって泣いたものでしたね。
43.あひみての のちの心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり(権中納言敦忠)
【訳】あなたと過ごしたあとの、この切ない気持ちにくらべたら、あたなと会う前の切なさなんて、たいしたことではありませんでした。
44.あふことの たえてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざらまし(中納言朝忠)
【訳】あなたと過ごした時間はしあわせでした。そのひとときがなかったら、かえってあなたを恨んだり、自分を責めたりすることはなかったのに。
45.あはれとも いふべき人は思ほえで 身のいたづらになりぬべきかな(謙徳公)
【訳】私をあわれんでくれる人などいない孤独の中で、叶わぬ人を恋しく思いながら、私は死んでいくんでしょうね。
百人一首No.41~45のゆるい現代語訳でした。
今回も読んでくださってありがとうございます。
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