小説「機動戦士ガンダム」について書いています。
さて。
第3巻の最終章は「ズム・シティ」です。
小説「機動戦士ガンダム」も、ついに最終章ですね~。
今回もネタバレがあります。
最終章には、アニメの最終回とはちがう強烈な展開が待っています。
内容を知りたくない方は、ここから先は読まないようにお願いします。
アムロ亡きあと
前章でアムロ・レイは戦死しました。
アムロ亡きあと、物語がどう展開していくのか、って気になりますよね。
それが最終章のみどころの一つです。
シャアの反乱
ふつう「シャアの反乱」といえば、宇宙世紀0093年の『逆襲のシャア』のことを言います。
でも…
この小説の最終章では、宇宙世紀0093年を待たずに、「シャアの反乱」と呼んでもいいくらいの事態がすでに起きてしまいます。
シャアが、ギレンを討つために行動を起こします。
シャアがブライトたちと共同作戦
シャアは、連邦軍のブライトたちと手を組むことになり、ペガサス(ホワイトベース)のブリッジを訪れてあいさつをします。
ブライトやセイラやミライたちがいる、あのブリッジです。
シャアがそこにいる違和感。
アニメでは想像もつかないシーンです。おもしろいです。
シャア「妹をよろしく」
シャアはペガサス(ホワイトベース)のみんなに、
「セイラ軍曹は私の妹です。以後も以前に変わらぬ好意を寄せてもらえると兄として嬉しい」
とお願いします。
かなりレアなシーンを見た気がします。
シャアの必殺技 マスク脱ぎ
シャアはペガサス(ホワイトベース)のクルーたちの前でマスクを取ります。
もうこれはシャアの必殺技です。
ララァの前で取り、シャリア・ブルの前で取り、そしていまブライトたちの前でマスクを取りました。
ここぞと言うときの、心を許しているアピールです。
カイがシャアに決闘を申し込む
シャアと手を組むことになったとはいえ、カイはシャアが許せません。
なにしろアムロは戦死しているんです。
カイは、この作戦のあいだは手を組むが、それが終わったら決闘でケリをつけよう、とシャアに申し出ます。
小説のカイは、アニメとはずいぶん違います。
ニュータイプの素養があるパイロットとして活躍します。
軟弱モノではありません。
ブライトがジオンの軍人になる?!
シャアとブライトたちの共同戦線がどんな結末を迎えるかは、物語のクライマックスに関わる部分なので触れずにおきます。
やっぱり小説版は小説版でおもしろいですね。
アニメには無い結末を見せてくれます。