小説「機動戦士ガンダム」。
第3巻のパート20は「胎動」です。
ちょこちょことネタバレがあります。
小説を楽しみにしている方は、ここから先はご遠慮ください。
今回はキリシアやギレンの話です。
ハモンがギレンと付き合っていた事実
小説によると、あのクラウレ・ハモンは、ギレンの元カノだったようです。
びっくり!
小説の中の表現を借りると…
「数年前、ギレンがつき合っていた何人かの女たちの中の一人」
…だそうです。
現在ハモンと付き合っているランバ・ラルはどう思っているのかというと…
こちら↓
「ギレンが回してくれた女という屈辱感は未だ拭うことができない。」
と表現されています。
おぉ~。そんな事情があったとは。
さすが小説。
アニメでは描けないところまで書いてくれます。
キシリアがシャアの正体に気付く
ご存じのように、シャアの本名はキャスバル・レム・ダイクンです。
その父、ジオン・ズム・ダイクンは、ザビ家に謀殺されたという噂があります。
そこでシャアは父の復讐のために、マスクをして正体を隠しながらザビ家に近づきました。
そのシャアの正体が、ついにキシリア・ザビにバレます。
有名な「手の震えが止まりません」のシーンですね。
アニメでいうと第41話「光る宇宙」です。
ちなみにギレンはもっと前のパート17でシャアの正体に気付いています。
キシリアはなぜ気づいたのか?
きっかけはハモンです。
小説では、キシリアはシャアと会う前に、クラウレ・ハモンと会っています。
キシリアとハモンが会う。
意外な組み合わせですよね。
アニメにはないシーンでワクワクします。
そもそもアニメでは「手の震えが止まりません」の時期にはハモンは戦死しています。
キシリアは、ハモンとの会話をきっかけにして、シャアがキャスバル坊やだと気づきます。
キャスバル坊や
キシリアはむかし、幼かったキャスバル坊や(のちのシャア)とよく遊んだことを思い出します。
キャスバル坊やという呼び方がほのぼのしています。
シャアの正体を知ったキシリアは(読者のぼくにとって意外なことに)嬉しいと感じます。
あの幼かったキャスバル坊やが立派に成長してくれて嬉しい、と。
このへんのキシリアの感情も、アニメではあまり表現されていなかった部分ですよね。
ちなみにギレンも昔、幼いシャアと遊んでいます。
以上。
第3巻のパート20「胎動」についてでした~。