池波正太郎さんの『信長と秀吉と家康』の感想です。
この本。すごく好きです。
内容は…
織田信長の衝撃的な登場から、秀吉、家康の活躍、そして関ヶ原の合戦や豊臣家の滅亡までを書いた本です。
つまり戦国時代のおいしいところが全部盛り込まれています。
戦国史の素材の味
とにかく読みやすいんです。
わかりやすい言葉で書かれているので、歴史の知識がなくても戦国史をの要点を思う存分味わえます。
クセがないので、戦国史の素材の味をそのまま楽しめます。
この本にハマった理由
ぼくは日本の歴史が好きになりはじめた本当に初期の頃に、この本に出会いました。
その頃は、戦国史を知っているようで知らない、あいまいな時期でした。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という個々の名前は知っていても、この3人がどんなふうに歴史に登場して、どんなふうに力をたくわえていくのか。3人の政権の移り変わりは具体的にどんなふうに行われたのかなどは、ぜんぜん分かっていませんでした。
頭の中で点と点が線にならず、もやもやしていたんです。
だから「信長や秀吉や家康の流れについて、わかりやすく書いた本はないかなぁ~」って思っていました。
そしたら、なんと…
『信長と秀吉と家康』って!
そのままズバリのタイトル。
すぐに買いました。
信長の子どものころの逸話、秀吉の伝説的な機転と活躍、家康の台頭…。
どのページもおもしろく読みました。戦国小説の最高の入門書です。