小説「機動戦士ガンダム」の見どころを書いています。
今回は第3巻パート18「ドズル・ザビ」です。
タイトルのとおり、ドズル・ザビが登場します。
今回もチラッとネタバレがあります。
なので…
内容を楽しみにされている方は、ここから先は読まないようにお願いします。
ビグ・ザム
まずなんといっても、ドズル・ザビがモビルアーマー「ビグ・ザム」で出撃します。
でもスレッガー中尉は出てこないんです。
あの名言が聞けないのはちょっと残念…。
ドズルの妻の名前
この章には、こんな一文があります。
「ドズル・ザビ中将の頭の中には、妻ナルスと誕生日を迎えていない我が子ミネバの事しかなかった。」
妻ナルス!?
ドズルの妻はたしか「ゼナ」という名前だったような…。
そして「ナルス」はガルマの母親の名前だったような…。
う~む。
謎です。
シャアが(また)マスクを取る
シャアがシャリア・ブルとルロイ中尉の前でマスクを取ります。シャアがマスクを取るのは、心を許しているサインです。第1巻ではララァの前でマスクを取っていました。
シャアはマスクをとって素顔を晒したあと、シャリア・ブルとルロイ中尉に言います。
「諸君らの前ではガードはやめた」
シャリア・ブルは、アニメではちょっとしか登場しません。
それが小説では、こうも「シャアの盟友」感をもって描かれているのが意外で、おもしろいですね。
シャアはダ・ヴィンチを知らない
雑談の中で、ルロイ中尉がダンテ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロの名前を出します。
するとシャアは…
「私はそれらの名を一人として知らない」
と衝撃の発言。
なんでも知っていそうなシャアですが、西暦時代の芸術家の名前は知らないんですね。さすが宇宙世紀。時の流れを感じます。