ふとんの中でぬくぬくしながら本を読むのがしあわせです。
ふとんの中で読むのにふさわしい、ほのぼのした本を見つけました。
ざんねんないきもの事典
残念な生き物という斬新な切り口の本です。
生き物は進化の歴史の中で、いろいろな特徴を身に付けてきました。
すぐれた特徴がある反面、見ようによってはちょっと残念な特徴をもつ生き物もいます。
たとえば…
メガネザル。目の大きなサルです。このサルは目が大きいけど眼球が動かせないので、まわりを見るときは首ごと動かすそうです。せっかく目が大きいのに。
そしてカメ。カメの特徴といえば甲羅ですよね。
身を守るヨロイです。
でもある種のカメは、手や足は甲羅にしまえても、頭はしまえないんだそうです。
頭が一番大切なのに…。
と、こんなふうに生き物のちょっと残念な部分に注目した動物事典です。
ぜんたいの雰囲気がやわらかいです。
ふとんの中でぬくぬくしながら読むのにちょうどいいやわらかさです。