PHP文庫の『歴代天皇事典』です。初代といわれる神武天皇から今上天皇まで、125代すべての天皇が載っています。(2006年10月3日発売)
すべての天皇が網羅されている本はすごいですね!
先日は『古事記』のわかりやすい現代語訳の本について書きました。
その『古事記』に登場する神武天皇が、初代の天皇陛下といわれています。
初代の神武天皇から第9代の開化天皇までは、神話・伝承上の存在とされています。日本の天皇家は、地球上の皇室のなかで最古にして最長の家系ですから、その始まりは神話・伝承の世界になるんですよね。悠久を感じます。
そういえば前にアップした『古代エジプトうんちく図鑑』では、エジプトの歴代ファラオ全員が紹介されていました。
歴代全員が紹介されるシリーズというのはイイですね。歴史の本などでは、たいてい大きな出来事があったときの人物だけが取り上げられます。でも歴代すべてを取り上げることで、歴史の流れのゆるやかな変化が感じ取れそうな気がします。
歴史の教科書には載らない期間にはいったい何が起きていたんだろう、っていう好奇心が満たされます。歴史の教科書には載らない期間の積み重ねがあってこそ、歴史を変える重要な場面が訪れることになるんですね。