あーりーです。
ガンダムが好きです。
このブログでは、小説「機動戦士ガンダム」の感想を1章ずつ、すべて書いています。
さて。
今回は、第2巻のパート12「人たち」について書きますね。
ネタバレもあるので、あまり内容を知りたくない方は、これ以上ご覧にならないでくださいませ。
それでは。
いきまーす!
パート12「人たち」。
この章の事件(?)は、何といってもアムロとセイラさんが一夜を共にすることです。
アムロとセイラの夜
メガハウス エクセレントモデル RAHDXG.A.NEO 機動戦士ガンダム セイラ・マス 約1/8スケール PVC製 塗装済み完成品フィギュア
ぼくらはアニメのガンダムを見て、アムロがセイラさんに特別な感情を抱いていたことを知っていますよね。(あとマチルダさん。あとララァ)
アニメとは違う2人の関係
この章では、アムロの想いが実ってセイラさんと過ごすことができます。
これは子どもの頃からガンダムを見て育ったぼくらにとっては、びっくりするシーンでした。
アニメと小説のちがいを挙げるときに、かならずといっていいほど触れられる場面です。
すれ違い
このシーン。
かならずしもハッピーなシーンではないんです。
2人はギクシャクしてしまいます。
シャアを倒して!
セイラさんはアムロと寝たあと、シャア(兄)を倒して欲しいとアムロにお願いします。
アムロは「それで僕と寝たんですか!?」とショックを受けます。
セイラさんはシャアを倒してほしいから自分に近づいてきたのだろうか、と考えるんです。
セイラはそれを否定します。
「そう思われても仕方ないわ。でもね、アムロ。あなたと話ができるチャンスなんて少ないわ。だから、全部を話そうとすると、こう、なんでもかんでも一緒の時になるわ。そうしたら、あなたに誤解される。……違うのよ!」
つまりセイラの言い分は…
アムロはエースパイロットで忙しいから、一夜を共にするのも打倒シャアをお願いするのも一緒のときになる、というものです。
アニメでは見せない一面
こういう会話がアムロとセイラさんの間で交わされていることが、小説ならではの新鮮味ですよね。
こんなふうに、小説のガンダムではアニメでおなじみの登場人物たちがアニメでは見せない一面や関係性を見せてくれるのがおもしろいです。
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