集英社の『学習漫画世界の歴史人物事典』の感想です。
この本はとっても思い出深い本なんです。ぼくが生まれてはじめて徹底的に読みこんだ人物事典がこれでした。
マンガです。読みやすくて、何度も何度も、吹き出しのセリフを覚えるほど読みこみました。今はもうセリフまでは覚えていないんですけど(汗)当時はどれでもセリフの切れ端を言ってもらえたら、どの人物のどんなページかわかりました。
世界にはいろいろな人物がいて、いろいろな輝き方がある。人物事典のたのしさを、ぼくはこの本で味わいまくりました。
ひとりの人物に割くページも長すぎず短すぎず。絵のタッチもマンガすぎずリアルすぎず。ちょうどよく当時のぼくの好みにフィットしました。
ある時期に人物事典を読む意味って、自分を模索することだと思うんです。いろいろな生き方がある。いろいろな可能性があるっていうことを身近に感じられる経験は大切ですよね。