『やりすぎ都市伝説』という番組で、オリエンタルラジオのあっちゃん(中田敦彦さん)が、「世界を支配する究極の法則」を紹介していました。
ざっくりいうと、日本マクドナルドはある法則を利用して大企業になった、というお話です。
日本マクドナルドの成功の秘密
日本マクドナルドの創業者は、藤田田(ふじたでん)さんです。
今でこそハンバーガーは日本人にも人気の食べ物です。
でも当時は、アメリカからハンバーガーをもってくることに反対する声がとても多かったといいます。
「ハンバーガーはアメリカの食べ物だ」
「日本では流行らない」
「ぜったい失敗する」
藤田田さんはそんな声をはねのけて大成功をおさめます。
ハンバーガー王の誕生です。
その成功の裏には、とある法則があったといいます。
女性と口
「ビジネスをするなら、女性か口を狙え」という言葉を聞いたことがあります。女性向けの商品・サービスを扱うか、または食べ物に関するビジネスをするといいよ、っていう。
それを藤田田さんが意識していたという話を、どこかで聞いたような、読んだような気がするんです。
だから、成功の裏にある法則とは「もしや女性と口のことかな?」と思いました。
でも、違いました。
78:22の法則
藤田田(ふじたでん)さんは東京大学在学中に通訳のバイトをしていました。
そのときユダヤ人に出会います。
ユダヤ人は商売の天才といわれています。
そんなユダヤ人が導き出した究極の数字に関わる法則があります。
それが…
78:22の法則
です。
別名、ユダヤの法則。
どんな法則?
いろいろなものごとが78%と22%の割合でできている、という法則です。
たとえば…
地球の大気のはなし。
地球の大気に含まれるもっとも多い成分は窒素です。
窒素は大気の78%。それ以外の成分が22%。この割合がいまの自然環境をたもつのに一番適しているそうです。
人体のはなし。
人体にふくまれる善玉菌が78%。悪玉菌が22%。このバランスが崩れると、体調が崩れるといわれているそうです。
経済のはなし。
お金持ち・富裕層がもっている資産が78%。それ以外の人たちがもっている資産が22%。
こんなふうに、あらゆることが78:22の法則にあてはまるといいます。
藤田田さんはそれを利用して大きな成果をあげたといいます。
マクドナルドのサンキューセット
日本マクドナルドは520円のハンバーガーセットを390円で売り出しました。
サンキューセットです。当時、とても売れました。
サンキューセットはなぜ売れた?
当時は、500円玉硬貨が世の中に出回りはじめた頃でした。
サンキューセットを買うときは、500円玉で支払う人が増えました。
500円払って、おつりが110円です。
価格とおつりの比率が78:22
商品が390円。おつりが110円。
この390と110の比率が、78:22になっています。
藤田田さんは、お客様がいくら払っていくらおつりをもらうと潜在的に気持ちいいと感じるかを利用していたといいます。
流行語大賞を受賞
サンキューセットは圧倒的にヒットして、その年の流行語大賞・大衆賞を受賞します。1987年のことです。
ちなみに、その年、ほかにどんな流行語があったかというと…
マルサ、JR、第二電電、サラダ記念日、朝シャン、ノリサメ、懲りない○○、なんぎやなぁ、ゴクミ、マンガ日本経済入門、ワンフィンガーツーフィンガー、国際国家、鉄人。
意味の分かるものもあれば、わからないものもありますね。
サラダ記念日は、ぼくの本棚にもあります。さくさく読めて好きです。
感想
信じるか信じないかはあなた次第ですの都市伝説です。本当なら、おもしろいですね。
ぼくも78:22の法則を取り入れてみようかなぁ。
78%休んで、22%がんばる!