古典の名作『孫子の兵法』のゆる~い現代語訳を書いています。今回がラスト。用間編その6です。
現代語訳のもくじは孫子の兵法トップページをご覧ください。
では最後の訳です↓
用間編 その6
どうも。孫子です。
むかし、中国に「殷」(いん)という王朝がありました。
この「殷」が興ったときもスパイが活躍したんですよ。
伊尹(いいん)という人物がスパイとして敵国の「夏」に潜入したんです。
「殷」のつぎに栄えたのは「周」という王朝です。
このときは「周」の呂牙(太公望呂尚)という人物が、敵国の「殷」に潜入しました。
こんなふうに、スパイ活動は歴史上、とても重要なんです。
名君や名将はすぐれた知性でスパイを用いて、かならず大きな成果をおさめます。
スパイのもたらす情報はとても大切です。
全軍はこれをもとに動きます。
これで兵法の話を終わります。
おしまい。