古典の名作『孫子の兵法』のゆる~い現代語訳を書いています。
今回は九地編その4です。
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九地編 その4
どうも。孫子です。
敵の領土に深く攻め入ったときのことを考えてみましょう。
攻め入った側は、勢いづいているでしょう。
それに、敵地の奥深くで負ければ袋叩きにあう緊張感もあります。
やる気がみなぎり、気持ちが引き締まっています。
そんな状態ですから、たいていの場合、攻め入ったほうが勝ちます。
攻められたほうは負けます。
敵地では、農地をおさえて食糧を確保しましょう。
その食糧で兵士たちを十分に休ませます。
疲れさせてはいけません。
兵士のやる気をアップさせ、いざというとき全力を尽くして戦えるようにしておきましょう。
やる気いっぱいの兵士をうまく動かしつつも、誰にも作戦がバレないように気をつけましょう。
敵の領土に深く攻め入れば、勝って帰るしかありません。
兵士たちは無我夢中でがんばります。
「あれをやれ」「これをやれ」と言われなくてもキビキビ動きます。
求めなくても率先して行動します。
ルールを決めなくても協力し合います。
命令されなくても一致団結します。