古典の名作『孫子の兵法』のゆる~い現代語訳を書いています。
今回は地形編その2です。
現代語訳のもくじは孫子の兵法トップページをご覧ください。
地形編 その2
どうも。孫子です。
前回は地形による戦い方のちがいについてお伝えしました。
きょうは負け方の話をしたいと思います。
負け方には6つのパターンがあります。
一つずつ説明しますね。
1.走る
敵と味方の兵力が同じだとします。
それなのに味方の兵力を十分に集中しきれず、10倍の敵と戦う状況になると…
兵士は逃亡します。
これが「走る」という負け方です。
2.弛む(ゆるむ)
兵士たちは強いのに、指揮官が弱い場合も負けます。
兵士たちが命令に従わず、ゆるゆるになってしまいます。
これが「弛む」という負け方です。
3.陥る
指揮官が強いのに兵士が弱い場合も負けます。
これが「陥る」という負け方です。
4.崩れる
現場のリーダーがムダに体育会系で、後先考えず行動する場合も負けます。
指揮官が現場をコントロールできなくなるんです。
これが「崩れる」という負け方です。
5.乱れる
指揮官の統率力が弱く、メンバーの規律が乱れている場合も負けます。
これが「乱れる」という負け方です。
6.北げる(にげる)
指揮官が敵のことをよくわかっていなくて、少ない兵力で大軍を攻めたり、弱い兵で強い敵を攻めたりとメチャクチャな場合も負けます。
これが「北げる」という負け方です。
以上が負け方の6つのパターンです。
指揮官の責任は重大ですね。