高校生、大学生はもちろん、社会人の一般教養や趣味にも役立つ世界史の人名辞典です。
スポンサーリンクほかの人名辞典と何が違うのか
世の中にはすでにたくさんの人名辞典がありますよね。でも、ある人名辞典は情報量が多すぎてかえってわかりづらかったり。ある人名辞典は簡潔すぎて人物の魅力が伝わってこなかったり。
それなら、ちょうどいい人名辞典をつくろう! そんな思いで書かれたのが、この本なんです。
人名辞典が好き
ぼくは昔から人名辞典が好きです。人名辞典には、いろいろな楽しみ方があります。知らない人物を読むのtも、知っている人物を読むのも楽しいんです。
スポンサーリンク知らない人物を読む楽しみ
人名辞典をパラパラ見ていると、まったく知らない人物がたくさんいます。そういう人物についての説明を読むのが、まず楽しいです。へぇ~!こんな人物がいたんだ!っていう発見がたまりません。
貧しい職人の子が皇帝に
たとえば…
この『世界史のための人名辞典』には、バシレイオス1世という人物が載っています。ぼくの知らない人物です。
ぼくの覚えている限り、高校の世界史では登場しなかった人物です。(←たぶん)
どんな人物かというと…
9世紀の東ローマ帝国の人です。貧しい職人の子に生まれて、軍務を経験したあと宮中の最高官職にまで出世し、そのあとローマ皇帝になりました。
こういうのを読むと、ぼくは「貧しい職人の子どもがローマ皇帝になるなんて! 浪漫!」とテンションがあがるんです。
知っている人物を読む楽しみ
ある程度知っている人物について読むのも、これまた楽しいです。
三国志の劉備
たとえば、三国志の劉備です。三国志がお好きな方なら、劉備がどんなことをしたのか、なんとなく覚えていると思います。三国志は壮大な物語ですよね。いろいろなことがありました。
人名辞典だと、あの壮大な物語がギュッとコンパクトに説明されています。人名辞典が劉備の人生のどの出来事をピックアップして、どの出来事を割愛しているのか。そういうのを見るのが楽しいんです。
「おぉ! 劉備の人生は、人名辞典的にはこういう説明になるんだ~。ふむふむ」っていう楽しみ方です。
だから人名辞典はおもしろい
というわけで。人名辞典にはいろいろな楽しみ方があります。知ってる人物でも、知らない人物でもワクワクして読めます。
しかも、一人の人物の説明はそんなに長くないですから、サクッと気軽に読めます。ショートショートよりも気軽です。
サクッと読んでは、パラパラと別のページをめくり、またサクッと読んでは別のページへ。本の中をフットワーク軽くさまよう。そんな楽しみ方もできます。