戦国時代の城を図解した本です。
イラストがわかりやすくて面白いです。
お城の基本的な仕組みから、縄張り図の読み方まで。ぼくのような、お城のビギナーには最高の本ですね。
お城に興味がない
日本の歴史でどの時代に一番興味があるかと聞かれれば、やっぱり戦国時代です。
ただ、戦国時代には興味があるんですけど、じつはお城そのものにはあまり興味がないんです。
武将に興味がある
お城に興味はなくても、お城にまつわる武将たちの生き様とか戦いには興味があります。以前このブログに感想を書いた『戦国城塞伝―十二の城の物語』は、そういう本でした。
そう考えるとぼくは、あくまでも武将に興味があるのであって、お城そのものには興味がないんです。お城の外観とか、美しさとか、天守閣とか、建築物としてのお城には、あまり関心がないんです。
城の魅力がわかった
そんなぼくでも、この本を読むと「お城っておもしろい!」と思えました。
建築物としてのお城に興味が持てたんです。
ぼくが魅力を感じたのは、外観でも美しさでも天守閣でもなく、お城の持つ「基地」としての役割でした。
お城は基地
興味を持ったのは…
お城の敷地をどう区切るか。区切った土地をどう使うか。これです。
お城は基地なんです。(←あたりまえですけど)
つまり…
基地のエリアをどう区切るか。区切った各エリアにどんな仕掛けを設置すれば、敵を撃退できるか。そのいろんな工夫の集大成がお城なんですね。
イラストがわかりやすい
お城にあるいろんな仕掛けがイラストで紹介されています。
敵を撃退するための仕掛けです。すごくわかりやすいです。
堀や柵ひとつにしても、いろんな工夫がなされています。
お城の通路や構造って、敵をうまく迎え撃てるように、さまざまな知恵が込められているんですね。
イラストがわかりやすいので飽きずに読めます。
柵
たとえば柵です。柵は縦横の棒を組み合わせてできています。横の軸は、低い位置に取り付けられていたそうです。高い位置に横軸があると、そこに足をかけて柵を越えられるから、わざと低い位置に取り付けたそうです。
通路
侵入してきた敵をあっちこっちから攻撃できるように、通路が工夫されている様子なども、イラストで解説されています。
こんな感じで、ほかにもたくさん図解されています。お城に興味のないぼくでも、すごく興味が持てましたよ。
詳しくはこちら
⇒図解 戦国の城がいちばんよくわかる本