孫子の兵法のゆる~い現代語訳を書いています。
今回は九変編その1です。
現代語訳のもくじは孫子の兵法トップページをご覧ください。
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九変編 その1
どうも。孫子です。
この九変編では、戦場での臨機応変な対応について見ていきましょう。
地形で気を付けること
不便な地形で停止したり、野営したりしないようにしましょう。
交通の便がいい場所では、周辺の勢力と仲良くしましょう。
あと、閉じ込められやすい地形では、くれぐれも気を付けてください。
逃げ道がない地形では、もう必死に戦うしかありません。がんばってください。
逆にいうと、敵を退路のない状況に追い込むと必死で抵抗しますから、かならず敵の逃げ道は残しておいてくださいね。
通ってはいけない道
何でもかんでも猪突猛進すればイイってものでは、ありません。
通ってはいけない道もあります。急がば回れということもあるからです。
攻撃してはいけない敵
攻撃してはいけない敵軍もいます。
ほかの大きな作戦に兵力を集中するときなどです。
ささいな敵は放っておきましょう。
攻略してはいけない城
攻略してはいけない城もあります。
奪ってはならない土地もあります。
たとえば、一気に敵の本拠地を攻める場合は、そっちに兵力を集中したほうがいいんです。
受けてはならない君命
たとえ君主の命令でも、きいてはならないものがあります。
戦場のことをよく知らない君主が口を出すことで、現場がワチャワチャになることがあります。
そんなときは、君命を受けなくてもOKです。
戦場では、将軍が一番なんです。
名将は臨機応変
こんなふうに、名将は現場のいろんな状況に、柔軟に対応します。
柔軟な対応ができない将軍は、たとえ地形にくわしくても、それを無駄にしてしまいます。
何かいい方法を知っていたとしても、それを活かすことができません。