孫子の兵法のゆる~い現代語訳を書いています。
今回は軍争編その4です。
有名な風林火山の話です。
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軍争編 その4
どうも。孫子です。
今回はまず、名将がひきいる軍団には、こんな特徴がありますよ!っていう話をしますね。
風林火山
名将がひきいる軍団は、
風のように迅速に行動し、
林のように静かにひかえ、
火のようにはげしく攻撃し、
山のようにどっしりと構え、
陰のように実態を隠し、
雷のように動き出します。
統制のとれた動き
名将のひきいる軍団は、戦場でバラバラに行動することがありません。
ちゃんと統制がとれています。
戦場では、人の声は聞こえません。
そのかわりに、鐘や太鼓があります。
戦場では、部隊の動きがよくわかりません。
だから、旗やのぼりがあります。
そのおかげで、兵士たちの統制がとれます。
勇者がひとりで勝手に進むこともないし、臆病者が遅れて進むこともありません。
やる気
一般的に…
はじめはやる気がマンマンでも、だんだんとダラけてきて、最後は疲れてやる気がなくなっていくものですよね。
名将はこのことをよく知っています。
だから名将は、敵のやる気がマンマンのときは攻めず、敵のやる気が弱くなってきた頃に攻めるようにします。
敵が乱れるのを待って、行動するんです。
敵を待つ
戦場の近くに陣取りましょう。そこで、遠くからくる敵を待ち受けるんです。
ゆっくり休みましょう。それから、疲れ切った敵を待ち受けるんです。
お腹いっぱい食べましょう。そして、飢えた敵を待ち受けるんです。
こんな敵とは戦うな
敵がやってきたら、その様子をよく観察してください。
旗が整然と動いていたり、布陣が堂々としているようなら、敵のやる気はマンマンです。
戦うのはやめましょう。
タイミングをずらしてください。