孫子の兵法のゆる~い現代語訳を書いています。
今回は虚実編その7です。
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虚実編 その7
どうも。孫子です。
敵の実態を把握するのは、大事です。
逆に、こちらの実態は敵にわからないようにしておいたほうがいいです。
形なき軍団
だから…
軍団の理想の形は、「無形」です。
つまり、実態がつかめないようにすることです。
変幻自在
型にハマらず、常識にとらわれず、その時その時で、変幻自在に変化する軍団です。
実態のない軍団とでもいいましょうか。
スパイがいても大丈夫
実態がなければ、スパイから何かが漏れることはありません。
実態がなければ、敵にどんな賢者がいても、見抜かれることがありません。
兵士たちにも全体像がわからない
名将のひきいる軍団では、所属している兵士たちでさえ、戦術の全体像が把握できません。
兵士たちは、どんな陣形で勝ったか、くらいはわかりますが、作戦の全体像や本当の勝因などは、わからないんです。
同じ手は二度と使わない
名将は、おなじ戦術を二度も使いません。
同じ状況が二度もあらわれないからです。
名将の戦い方は、その時その時の状況で、無限に変化します。