孫子の兵法のゆる~い現代語訳を書いています。
今回は虚実編その6です。
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虚実編 その6
どうも。孫子です。
前回は、「兵力は集中させましょう」という話をしました。
そのつづきです。
いつ、どこで決戦がおこなわれるのか?
それがわかれば、たとえ千里先の戦場にでも、兵力を集中させることができます。
でも、それがわからなければ、ほんの目の前の戦場にも、兵力を集中させることができません。
兵力が分散してしまうと…
左は右を援護できず、右は左を援護できません。
前は後ろを援護できず、後ろは前を援護できません。
たとえば…
越という国の軍隊は、数は多いんですけど、それほど脅威ではありません。
それは、上に書いたような事情によります。
どんなに数が多くても、兵力が分散してしまえば、怖れることはありません。
勝利は自分たちでつくるものです。
敵の数が多くても、戦いようはあるんです。