孫子の兵法のゆる~い現代語訳を書いています。
今回は軍形編その1です。
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軍形編 その1
どうも。孫子です。
戦いのうまい人を研究すると、いろいろなことがわかってきます。
彼らは、つぎのような手順で勝ちます。
1.まず絶対に負けない態勢をととのえる。
2.それから敵がボロを出すのをじっくりと待つ。
ところで…
絶対に負けない態勢をととのえるのは、自分次第です。でも、敵がボロを出すかどうかは、敵次第ですよね。
だから…
負けない態勢をつくったからといって、必ずしも勝てるとは限りません。
つまり…
勝利の手順を知っていることと、それを実行できることは、別の話だということです。
つぎに…
「負けない」ことと「勝つ」ことについてお話しますね。
「負けない」のは、守りの話です。「勝つ」のは、攻めの話です。
こちらの戦力が足りないときは、「負けない」戦いを心がけましょう。
つまり守りです。
守りがうまい人は、まるであらゆる地形に身を隠しているかのように、じっとしています。
こちらの戦力に余裕があるときは、「勝つ」戦いができます。
つまり攻めです。
攻めがうまい人は、まるで天空を駆け下りるように攻撃します。
こんな感じなので、戦いのうまい人は、守れば確実に戦力を温存するし、攻めれば確実に勝利をおさめることができるんです。