孫子の兵法のゆる~い現代語訳を書いています。今回は謀攻編その2です。
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謀攻編 その2
どうも。孫子です。
きょうは理想的な戦い方ベスト3をご紹介しますね。
まず第1位は…
敵のたくらみを見抜いて、それを未然に防ぐことです。いくさ以前の問題です。武力衝突を回避してしまうんです。
第2位は…
敵の同盟関係にひびを入れて、敵を孤立させることです。
第3位は…
武力で敵を討つことです。はい、ここでようやく武力が出てきました。武力に訴えるのは、最後の最後です。
ちなみに、もっともダメな第4位の方法もあります。それは…
城攻め
です。城攻めは、ほかに何も方法がないときにだけ行ってください。城を攻めるのは、すごく大変ですから。
さて。
少し話を整理しますね。
戦いのうまい人は、敵を屈服させるときも、武力に頼りません。
どうしても城を攻めなくちゃならないときも、力まかせに攻めません。
敵の国をやぶるときも、長期戦にならないようにします。
戦いのうまい人は、敵を滅ぼしません。生かしたまま取り込んで、勝利します。
力まかせに攻めないので、兵士たちは犠牲になりません。
これこそが、謀攻によって勝つ方法です。