真空での物の見え方

「機動戦士ガンダム」の小説を読んでいます。

小説を読むと、アニメではわからない発見がいろいろあっておもしろいです。

前回の記事はこちら⇒小説「機動戦士ガンダム」1巻の感想 小説だから見える世界

コア・ファイターから見える世界

今回は、コア・ファイターから見える世界です。

小説だからこそわかることがあります。

ホワイトベースに着艦

コア・ファイターがホワイトベースに着艦するとき…

コア・ファイターのパイロットが着艦用のワイヤーを目で確認する場面です。

こんなふうに書かれています。

 

真空では、物の形の細部が見えすぎるために、赤く塗ったワイヤーでもペガサス全体の中での距離感がつかみづらいのだ。

 

ペガサスとは、いわゆるホワイトベースのことです。

つまり…

コア・ファイターでホワイトベースに着艦しようとしても、真空でモノがハッキリ見えすぎて、距離感がつかめない。

そういうシーンです。

真空では距離感がつかめない

真空では、ものがハッキリ見えすぎて距離感がつかめない。

これはアニメを見ているだけでは、わからないことですよね。

わざわざ、

「真空では、ものがハッキリ見えすぎて距離感がつかめない!」

なんてセリフは、ガンダムではありえません。

ガンダムのセリフはもっとリアルですよね。

小説だからわかること

「真空では、ものがハッキリ見えすぎて距離感がつかめない」

とは、小説だからこそわかることです。

こういうのが、小説版ガンダムを読むおもしろさの一つですね。

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