アレクサンドロス大王(15)野営に切りこんで火を奪う

アレクサンドロス大王のことを、らくがき付きでゆるゆる書いています。

前回は、ダレイオス王との戦いを書きました。

そのつづきです。

 

これも東方遠征のときの話です。

 

アレクサンドロス大王の戦いに、家庭教師のリュシマコスがついてきたことがありました。

 

アレクサンドロス大王の部隊は、山に近づいたので、馬を捨てて徒歩で移動することになりました。

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でも家庭教師のリュシマコスは体力がないのでヘロヘロです。

ほかの兵士たちは先に行ってしまいました。

 

アレクサンドロス大王は、へばっているリュシマコスを放っておけず…

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励ましながら一緒に歩いたといいます。

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おもしろい王です。

 

このせいでアレクサンドロス大王は、部隊からはぐれてしまいました。

アレクサンドロス大王のそばにいるのは、家庭教師のリュシマコスと、わずかな兵だけです。

 

夜になりました。

 

あちこちに敵の焚火が点在しています。

そんな危険な状態の中で、アレクサンドロス大王はみずから敵を襲撃して焚火をうばいました。

そのおかげで、夜の寒さに耐えることができたといいます。

 

行軍中に家庭教師を励ましながら歩くとか、そのせいで部隊からはぐれるとか、みずから敵の野営に切りこんで火を奪うとか、いろんなことが型破りな王ですね。

つづく

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