ずいぶん前に買った本なんですけど、久しぶりに開いてみました。
色が強烈です。
ニーチェの生涯を読んで
まずパート1の「ニーチェの生涯を知る」を読みました。
いろいろなことがあった人生みたいですね。
厳しい規律のもとで勉強にはげんだり、ワーグナーに心酔したり、看護兵として従軍したり、病気で苦しんだり、ワーグナーと絶交したり、妹とギクシャクしたり、失恋した相手が婚約したり…。
素朴な感想
ぼくは哲学とかぜんぜん詳しくなくて、まったくの素人です。
そんなぼくの素朴な感想です。
いろいろなことを経験したニーチェ
ニーチェの人生には、すごくいろいろなことがあったようです。
人っていろいろなことを経験する中で、その人なりの価値観とか考えっていうものが出来上がりますよね。
きっとニーチェの哲学も、上で見たきたような人生経験の影響を少なからず受けているんじゃないかと思うんです。
「経験」が「価値観や考え」につながって、そこから「哲学」が生まれるみたいな、そんな感じだと思うんです。
その哲学は普遍的なのか?
ということは…
哲学の根本にはどうしても個人の経験があるわけですよね。
それって普遍的な哲学といえるのかな?って思うんです。
ニーチェがつくった哲学は、どうしてもニーチェ好みの哲学になってしまっているんじゃないかって思うんです。
ニーチェの人生が壮絶なだけに、この特殊な経験がニーチェの考えに影響を与えていたとしたら、そこから生まれた哲学はますますニーチェ色に染まっているような気がして。世の中の真理をあらわす普遍的な哲学とはいえないんじゃないかなって。
これはニーチェだけにいえることじゃないんでしょうけど。今たまたまニーチェの本を読んでいるので、ニーチェで話をすすめてみました。
というか、哲学ってそもそも普遍性とかいらないんでしたっけ? そのへんがよくわからなくて。ぼくの言ってることって、的外れなのかな。
まあ、いいや。
とにかく、パート1の「ニーチェの生涯を知る」を読んだ感想は、以上のような感じです。
哲学のことを何も知らない人間の戯れ言と笑い飛ばして頂ければ幸いです。