どうですか。見るからにあやしそうなタイトルです。
『お金が殖える富豪の法則 世界の億万長者のすごい金儲け術』
でも、おもしろいんです、この本。
どんな本?
世界の50人の億万長者たちが、どんなふうにしてお金持ちになったかをまとめたミニ人物事典です。
億万長者の人物事典
そうなんです。
これは自己啓発本でも金儲け本でもなく…
人物事典なんです。
人物事典は、ぼくの大好物です。
知る人ぞ知る億万長者たち
ビル・ゲイツ、ロックフェラー、カーネギー、サム・ウォルトン、マードックなど超有名どころの億万長者もたくさん載っていますが…
そのほか、知る人ぞ知る系の億万長者もいっぱい載ってておもしろかったです。
たとえば…
石油王ポール・ゲッティ。
海運王のダニエル・ルドウィグ。
投資家のゴールドスミス。
浅野財閥の浅野総一郎。
トルコの石油王グルベンキアン。
などなど。
知る人ぞ知る系ですよね。(←ただぼくが知らなかっただけ。ゴホン)
どうやってお金持ちになった?
人物事典で知らない人物をみると…
好奇心がムクムクとふくらんできます。
「この人はどうやって頭角をあらわしたんだろう?」
「人物事典にのるほどのどんな活躍をしたんだろう?」
という好奇心です。
この本の場合は…
「この人はどうやって億万長者になったんだろう?」
という好奇心です。
読みやすい
ひとりの人物につき4ページくらいでコンパクトにまとまっています。
読みやすいです。
4ページでサクッと、ぼくの好奇心を満たしてくれます。
みんな何かを突破してる
この本に載っている人たちは、みんなそれぞれ環境や趣向がちがいます。
だから、どんな方法で億万長者になったかも、当然ちがいます。
ひとつ共通していることがあるとしたら、それは「突破」というキーワードです。
みんなある時点で、どこかのポイントで、ほかの人が突破していないものを突破しているんですよね。
それはある日とつぜん降って沸いたように突破するのかもしれないし…
アイディアや努力の地道な積み重ねの結果、最後の一歩でようやく突破するのかもしれない。
とにかく、何かを突破した人だけが、影響力をもてるんですね。
そんなことを思いました。おしまい。