今さらながら、かの有名なマンガ『信長協奏曲』の1巻の感想を書いてみます。
感想を思いきりかくために、ネタバレ全開でいきます。
どうかご了承ください。
では、
ネタバレを、
はじめますね。
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どんな話?
高校生が戦国時代にタイムスリップして、織田信長として生きる話です。
見どころ
見どころはいっぱいありますけど、ひとつ挙げるとしたら、平手政秀の死です。
このあたりの話のつくり方、すごくカッコいいです。
ところで、平手政秀って誰?ですよね。
スポンサーリンク平手のじぃ
平手政秀は、織田家の家老です。
じぃです。
織田信長のおもり係であり、教育係であり、一種の後見役のような存在です。
信長にとっては、小さい頃から面倒をみてもらってきた、大切な存在です。
史実では自害した
平手政秀は、史実では自害しました。
理由
彼が自害した理由は…
信長があまりにうつけ(バカ)だったからです。
「少しはまともな大人になってくださいよぉ~」という諌めの意味で自害したとされています。
マンガでは暗殺されたことに
それが、このマンガではちょっと違います。
マンガでは、平手政秀はどこの誰ともわからない者(じつは今川家の忍者)に道端で殺されてしまいます。
それは武士としてとても不名誉なことです。
信長(高校生がなりすましている信長)は、平手政秀の名誉を守ろうとします。
じぃの名誉を守る
そこで信長は、平手政秀の死は暗殺ではなく「諌死」だったと発表します。
諌死とは、「少しはまともな大人になってくださいよぉ~」と諌めて死ぬことです。
信長バッシング
信長の評判は悪くなります。
信長がうつけ(バカ)だから、平手政秀はそれを諌めて死んだ…
信長のせいだ!という批判が出てきます。
じぃの名誉を守るために、その批判をあえて受ける信長。
かっこいい。
そして、「平手政秀が諌死した」という史実を、こうやってカッコよく味付けするストーリーのつくり方。これもカッコいい。
(このあたりのストーリーは、ちょっと2巻にもまたがります。)
木下藤吉郎もね
あと見どころは、木下藤吉郎の登場ですね。
だれも予想しない意外なかたちで登場します。
そんなわけで、歴史を知っている人も知らない人も楽しめる『信長協奏曲』1巻の感想でした。
おしまい。