アレクサンドロス大王(7)ぼくには希望がある

アレクサンドロス大王(アレキサンダー大王)について、ゆるゆると書いています。

前回のつづきです。

青年となったアレクサンドロスは、遠征に出発することにしました。

そのとき彼は、王室の財産を仲間に分け与えました。

王室の財産のほとんど全部が仲間たちに割り当てられたといいます。

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気前のいいアレクサンドロス大王を見て、仲間たちは心配しました。

 

仲間がアレクサンドロス大王にたずねました。

「陛下は、自分のために何を残してありますか?」

 

アレクサンドロス大王は答えました。

「希望だよ」

 

すると仲間は言いました。

「では、我々にもそれを分けて頂くことにしましょう」

 

アレクサンドロスも仲間も、かっこいい。

リアルな話

リアルな話をすると、財産を辞退した人もいれば、しなかった人もいたそうです。

アレクサンドロスは、欲しがる人には財産を快く与えました。マケドニアの財産はこうして分配されてなくなったそうです。

すごい背水の陣です。アレクサンドロスは、勝って新しい領土を手に入れることを微塵も疑わない気持ちで出発したんですね。

つづきはこちら

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