『トム・ソーヤー』の作者に儲け話をもちかけた意外な有名人

ぼくは歴史が好きで、とくに歴史上の人物のちょっとした逸話・エピソードを知るのが楽しみです。今回メモしておきたいのは、『トム・ソーヤーの冒険』を書いた作家マーク・トウェーンの逸話です。

自分のよくわからない世界に手を出すとうまくいかないんだな~と感じた話です。

マーク・トウェーンは、作家としての腕は超一流でした。でも投資の腕は三流でした。いつもいろいろなビジネスに投資をしては失敗を繰り返していました。

そんなある日。

マーク・トウェーンは一人の青年に出会います。

青年は「ぜひぼくのビジネスに投資してください。とおく離れた人と話ができる便利な道具を発明しました」と、儲け話を持ちかけてきました。

マーク・トウェーンは「そんな怪しい話に乗ってたまるか」と断りました。

実はこの青年、アレクサンダー・グラハム・ベルだったそうです。電話を発明した人ですね。

マーク・トウェーンの予想に反して、電話の事業は大成功します。

もし投資をしていれば、マーク・トウェーンも大きく儲けていたでしょうね。作家としては一流でも、投資家としての判断は裏目裏目に出ました。人にはそれぞれの畑があるんですね。よく知らない世界に手を出すとうまくいかない。そんなことを感じた逸話でした。

タイトルとURLをコピーしました