『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルには、有名なせりふがたくさんあります。
前回はそのひとつ、「坊やだからさ」の英訳を覚えました。
きょうは「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」の英訳を勉強します。
一番くじ 機動戦士ガンダム 35th ANNIVERSARY B賞シャアフィギュア
英訳するとこうなります。
It’s not easy to admit…to the folly of one’s youth…
(「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」の英語からの引用です。)
admitは認める
admitが「認める」ですね。「admit to~」で「~を認める」となるそうです。いろんな例文を見ていると、toのあとに来るのは動詞ではなく名詞(的なもの)らしいです。
たとえば、「私は盗みを認める」は「I admit to stealing」です。「盗む」という動詞「steal」にingがついて名詞になっていますね。
follyは過ち
そして、follyが「過ち」ですね。ふむふむ。
セリフの背景
このセリフは、シャアが連邦軍に思わぬ苦杯を舐めさせられたときに、つぶやいた言葉です。
シャアはこのとき、ザクを一気に五機も失ってしまいました。大敗です。
カッコつけてて恥ずかしい
ぼくは小さい頃、このセリフをテレビではじめて見た(聞いた)ときの感覚を覚えています。
子ども心に、妙に恥ずかしい違和感を覚えました。
今ならそれを言葉にできます。
「なにカッコつけてるんだろう、この人」という違和感です。
でも、その恥ずかしさも違和感も、今では一周回ってカッコいいんです(笑)
つづき。⇒「ジオン公国に栄光あれ」を英語にすると。