「おいでよ どうぶつの森」的な生き方

ニンテンドーDSのゲーム『おいでよ どうぶつの森』は、村のどうぶつたちと、のんびりほのぼの暮らすゲームです。

自分を苦しめるだけのこだわりなら、捨ててしまったほうがいい。このゲームには、明確な到達点がありません。何をしても、何をしなくても自由です。

おいでよ どうぶつの森

忙しさを楽しむことができる

このゲームは、やろうと思えばいくらでもやることがあります。忙しさを楽しむことができるんです。

たとえば…

雑草を取らなきゃいけない、化石を掘らなきゃいけない、家を大きくしてローンを組まなきゃいけない、果物をコンプリートしなくちゃいけない、虫をつかまえなきゃいけない…。きりがありません。

のんびり過ごすこともできる

逆に、のんびり過ごそうと思えば、いくらでものんびり過ごせます。

倒さなければならない敵はいません。助けなければならないお姫様もいません。

自由です。

村の真ん中にたたずむ

ぼくはときどき、村の真ん中にたたずみます。それが好きなんです。

釣りもせず、化石も掘らず、雑草も抜かず、木の実も取らず、ただ村の真ん中に立っているんです。

どうぶつたちが通り過ぎていく

村の真ん中にたたずんでいると、季節によってはカエルの声が聞こえます。別の季節にはヒグラシが鳴きます。

のどかな自然の声に癒されながらじっとたたずんでいると、ときどき村のどうぶつたちがぼくの前や後ろを通り過ぎていきます。

それが心地いいんです。「あっ。○○が通り過ぎた」「散歩してるのかな」「みんなそれぞれのんびり過ごしてるんだなぁ~」。ほのぼの。っていう楽しみ方です。

たたずむ、というのは本来の遊び方ではないのかも知れません。

でも、ぼくにはそれが気持ちいいんです。

こだわりから自由になる

現実の生活でも、自分を苦しめるだけの余計なこだわりを捨ててしまえたら、どんなに楽だろうと思います。こだわりを捨てるのは勇気がいります。

こだわりから目をそらした反動があとで来るんじゃないかという不安があります。でも本当はそんな心配いらないんです。

どうぶつの森に教えてもらったこと

どうぶつの森がそうであるように、ぼくらは何をしてもいいし、何をしなくてもいい。

どうぶつたちは、こだわりを捨てようとすらしていません。

本当の自由は、こだわりを捨てるというこだわりを捨てたところにあるんですね。

おいでよ どうぶつの森

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