昔むかしの中国のはなしです。
漢帝国の優秀な人材のひとりに、陳平という人物がいました。
彼ははじめから漢に仕えていたわけではありませんでした。
はじめは別の王に仕えていました。
でも認められずに、職場を去りました。
つぎの王のもとでも…
失敗を責められて処刑されそうになって、逃げ出しました。
そして最後に、彼は漢王(劉邦)に仕えました。
ここで才能が開花して、首相に出世したんです。
彼は漢帝国の重鎮になりました。
何度ダメでも、何度失敗しても、何度逃げ出しても、きっと開花するときが来る。
陳平を見ていると、そんなふうに信じたくなります。