レタスって冷蔵庫に入れて保管しておいても、数日後には葉っぱがしなびて傷んでしまいますよね。先日放送の『この差って何ですか?』でレタスを長持ちさせるプロ技を紹介していました。
その方法とは…
爪楊枝を使います。
レタスの芯に爪楊枝をさす
番組では野菜ソムリエのKAORUさんに話を聞いていました。KAORUさんは野菜に関する本をいっぱい執筆している野菜のプロです。
爪楊枝のさし方
芯の3か所に爪楊枝を奥深くさします。さす箇所の位置関係は、その3点をむすぶと三角形になるようにします。
効果
実験では、何もしていないレタスは4日目で傷んでしまいましたが、爪楊枝をさしたレタスは4日目でもまだピチピチでした。(6日目から7日目になると、さすがに黒ずんできていました。)
なぜ爪楊枝をさすと長持ちする?
レタスの芯の先端部分には生長点と呼ばれる細胞があります。その生長点は収穫後も、レタスに残っている栄養分を吸収して成長を続けているんだそうです。だからレタスがどんどん劣化していくんですね。
レタスの芯に三角形を描くように爪楊枝をさすと、この生長点がほどよく破壊されて、成長を遅らせることができるといいます。すると、レタスの劣化も遅くなるというわけです。
レタスの芯をくりぬくと
もっと早く劣化するそうです。
レタスの芯をくり抜いてキッチンペーパーをつめておくと劣化しづらい…という方法を耳にしたことがある方も多いと思いますが、これ、ダメなんですね。レタスの芯をくり抜くと、その切り口からレタスが傷んで、もっと早く劣化してしまうといいます。
ちなみに…
爪楊枝をさす方法は、白菜やキャベツにも効果があるそうですよ。知恵ですね~。
料理はつくるときだけじゃなく、食材の取り扱いについてもキラリと光る知恵がいろいろあるものなんですね。