あーりーです。
『信長の棺』は、戦国時代を舞台にした歴史小説です。
物語は、いきなり本能寺の変からスタートします。
主人公は?
主人公は太田牛一という人物です。太田牛一は織田信長の家臣だった人です。織田信長の人生の記録『信長公記』を書いたことで有名です。
『信長公記』も読みました。『信長公記』を読んだ感想はコチラです。
どんな話?
太田牛一が『信長公記』を書きながら、本能寺の変の謎を解いていく話です。
物書きが主人公
ふつう戦国時代の小説というと、武将が主人公ですよね。それがこの小説では物書きが主人公です。武将の使命がいくさに勝つことなのに対して、物書きの使命は作品を書き上げること。そのあたりがふつうの戦国小説とちがって新鮮でした。
謎解きの面白さ
本能寺の変は謎の多い事件です。信長の遺体はどこに消えたのか? 明智光秀の背後にいる本当の首謀者は誰なのか? その謎を、太田牛一が解いていきます。戦国ファンなら一度は気になる「本能寺の黒幕は誰?」を小説仕立てで楽しめる作品です。
こんな方におすすめ
本能寺の変の謎解きを物語で味わってみたい。戦国時代を武将以外の視点から見てみたい。物書きの気持ちを知りたい。教科書で習う歴史と、実際の歴史の裏側のちがいが気になる。そんな方におすすめです。
⇒信長の棺