一日の仕事を終えて、お風呂に入ってさっぱりして、ふかふかの布団に入る。清潔でさらさらなシーツと、やわらかい毛布の肌触り。それを満喫しながら、布団の中でのびのびとダラける。
しあわせですよね。
眠りの前のひととき
眠りにつく前の布団の中のひとときをどう過ごすか。これ大事です。
ぼくは一時期、落語を聴くのにハマっていました。
落語を聴く
布団の中で本を読むと目が疲れる。ゲームをすると手も疲れる。
ただ目を閉じて、じっとして、あとはもういつでも眠れるという態勢で楽しめるものが欲しい。そうなると、耳です。耳で楽しめるもの。
耳をすまして落語を楽しみながら、いつのまにか寝ている。とても理想的です。
和の雰囲気が好き
べつにもともと落語に興味があったわけじゃないんです。それなのに何で落語かというと、「和」な雰囲気がなんとなく安心するからです。耳にも優しい気がします。
芝浜のあらすじ
ある朝、魚屋の男が浜辺で大金の入った財布を拾います。
男は大喜びで家に帰り、奥さんにそのことを話します。
男はすっかり働く気をなくして、大酒を飲んで眠ってしまいます。
このままだと亭主がダメになる…と心配した奥さんは一計を案じます。
翌朝。
奥さんは目覚めた男に「財布? なんのこと? 夢でも見たんじゃないの?」ととぼけます。
つづく…
ざこ八のあらすじ
鶴さんという若い男が10年ぶりに故郷に帰ってきます。
鶴さんがむかし好きだった女性の家があります。
そこは大金持ちの名家だったんですが、この10年のあいだにすっかり廃れていました。
これは誰かのしわざらしい。いったい誰が…!
と怒りに燃える鶴さん。
でもよくよく事情を聞くと、その名家をつぶした“犯人”は、なんと鶴さん本人だったんです。
つづく…
ハッピーエンド
どちらもハッピーエンドで終わるので安心して聴いていられます。
主人公が仕事に身を入れて財産を築いていく様子も、聴いていて気持ちがいいです。
カセットテープ
しかも、ぼくが聴いているこの落語は、カセットテープなんです。
しぶい!
カセットテープのレトロ感もあいまって、落語がますます味わい深くなります。