豊臣秀吉のゆるい伝記 第21話 軍神 上杉謙信

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信長は雑誌のインタビューをうけた。

記者「それにしても最近の信長さんは、すごい勢いで領土を拡大してますね」

信長「絶好調です」

記者「もう天下に怖いものナシですか?」

信長「いえ、そんなことないですよ。上杉謙信とか武田信玄は、やっぱ怖いですね」

記者「じゃあ例えば、もし上杉謙信と戦うことになったら、やばいですか?」

信長「やばいです。でも、その心配はありません」

記者「なぜ?」

信長「上杉謙信と武田信玄って、いっつも川中島でにらみ合って……」

記者「え」

信長「ぜんぜん身動き取れないじゃないですか」

記者「いや」

信長「だから、彼らがこっちに攻めてくる心配はありません」

記者「ていうか、武田信玄、死にましたよ」

信長「えっ?」

記者「死にました」

信長「うそ。いつ?」

記者「4年前です」

信長「……」

記者「だから上杉謙信は今、サクサク身動き取れます」

信長「てことは」

記者「今にも攻めてくるかも知れませんよ」

そこへ、信長の家臣・柴田勝家(しばたかついえ)が駆け込んできた。

柴田「大変です」

信長「だいたい予想できるけど」

柴田「上杉謙信が攻めてきました」

信長「やっぱり……」

柴田「どうします?」

信長「柴田、頼む」

柴田「え。私が?」

信長「上杉謙信を追い払ってくれ」

柴田「でも私ひとりじゃ歯が立ちませんよ」

信長「他の軍団もつけてやる」

柴田「誰の軍団をつけてくれるんですか?」

信長「そうだな、じゃあ……」

丹羽長秀
滝川一益
前田利家
佐々成正
斉藤新五

信長「この5人の軍団をつけてやる」

柴田「織田家のほぼ全兵力じゃないですか!」

信長「相手は上杉謙信だぞ。これでも足りないくらいだ」

柴田「そうですね」

信長「あ、サルもつけてやる」

柴田「秀吉ですか」

信長「うん。あいつの軍団も連れてけ」

柴田「これだけの兵力がそろえば、なんとかなりますね。では、行ってきます」

信長「生きて帰って来いよ~」

織田家はほぼ全ての兵力を投入して上杉謙信を迎え撃った。

しかし、勝てなかった。

それほど上杉謙信は強かった。

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