林修先生の番組『初耳学』で、ナンバーワンツー戦略(N0.1・2戦略)という言葉が出てきました。印象に残ったので、忘れないうちにメモをしておきます。
ジャック・ウェルチ
ナンバーワンツー戦略とは…
そのジャンルの1位か2位になる。それ以外のことは手放す、という考え方です。
林先生によると、これを唱えたのはジャック・ウェルチという経営者だそうです。
ジュースのウェルチとは関係ない
ウェルチと聞いてぼくが連想したのはジュースでした。
ウェルチというジュースがありますよね。ジャック・ウェルチは、あのジュースの会社をつくった人なのかな?と思いました。
でも調べてみると、ぜんぜん別でした。あのジュースを作ったのは、ジャック・ウェルチではなく、トーマス・ブラムウェル・ウェルチという博士だそうです。別人ですね。
勉強不足でお恥ずかしい。
話がそれました。
伝説の経営者
ジャック・ウェルチはGE社(アメリカの巨大複合企業)の最高経営責任者をつとめた実業家で、「伝説の経営者」と呼ばれた人物です。ちなみにGE社は、もとはエジソンが作った会社だそうです。
GE社の経営が厳しくなったときに、ウェルチは大リストラをしました。40万人いた社員のうち、30万人のクビを切ったといいます。会社は持ち直しました。このときのリストラが「ナンバーワンツー戦略」に基づくものでした。
GE社は大きな会社でいろんな分野に手を出してました。これを絞ることにしました。そのとき、各分野で1位か2位になっている事業は残して、3位以下の事業はぜんぶ切り捨てたといいます。
1位、2位だった事業は…
- 航空機エンジン・モーター
- 発電システム
- プラスチック
3位以下(撤退した事業)は…
- 小型家電事業(テレビ、エアコンなど)
- 放送事業
そのジャンルで1位か2位になるくらいじゃないと、生き残っていけないということなんですね。