銀河英雄伝説のうまい文章を味わう 第4回 饒舌な男

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大好きな『銀河英雄伝説』という小説があります。ストーリーやキャラクターが魅力いっぱいなのはもちろん、小説の文書が味わい深いんです。

銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)

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しゃべりの上手な男

小説に、ヨブ・トリューニヒトという男が登場します。

しゃべりの上手な政治家です。

ヨブ・トリューニヒトを説明するとき、『銀河英雄伝説』では、

彼はしゃべりが上手だ。

なんていうベタな書き方はしません。

こう書きます。↓

彼を知る者の半数は雄弁家とたたえ、残る半数は詭弁家として忌み嫌う。

ヨブ・トリューニヒトは弁が立つ、ってことだけじゃなく、まわりからどう思われているかまでわかりますね。キャラクターに立体感が出てきます。

こんなふうに、『銀河英雄伝説』の一文一文を味わいながら読むのが楽しくて気持ちいいです。