「書評家“狐”の読書遺産」の感想

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「狐」のペンネームで書評を執筆していた山村修さんの書評集です。ハットとヒゲが似合うダンディな風貌の紳士です。

書評家“狐”の読書遺産 (文春新書)

読書は冒険です。

ふとんでぬくぬくしながらでも、冒険を味わえます。からだはふとんの中にいながら、脳が冒険に旅立つんです。

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読書は冒険

冒険の舞台は、遠い外国だったり、宇宙だったり、べつの時代だったり、だれかの思考の中だったり。

あたたかいふとんの中にいながら、極寒の南極に行くこともできるし、安全なふとんの中にいながら、生きて帰れるかわからない迷宮をさまようこともできます。

これは別に冒険小説だけのことを言っているのじゃありません。あらゆるジャンルの本が、脳にとっては新しい刺激であり、冒険なんです。

書評集は冒険のあつまり

ふつうは1つの作品で1つの冒険が味わえます。

でも、書評集ならたくさんの冒険が楽しめます。書評は、あの冒険、この冒険のおいしい切り口を紹介してくれているからです。

あたたかいふとんから出て本棚に行くことなく、つぎつぎと新しい冒険を味わえるんです。

読みやすい

本書は、ひとつ一つの書評がわりと短いので読みやすいです。でもこれ、短いのかな。だいたい5~6ページくらいです。読みやすいから短く感じるだけなのかも知れません。

この本に載っている書評

この本に載っている書評は、すごくたくさんあります。

一部を紹介すると、ブロンテ『嵐が丘』、中条省平『文章読本』、ナボコフ『青白い炎』、福地桜痴『幕末政治家』、宮地佐一郎『竜馬の手紙』、ロード・ダンセイニ『世界の崖の物語』、森まゆみ『樋口一葉の手紙教室』、メルヴィル『白鯨』、コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』など、そのほかたくさん。ホントにもっと、まだまだたくさんです。

迷ったらコレ

ふとんで本を読むのは至福のときです。

どの本を読もうか迷うこともあります。そんなときは、この本です。

たくさんの本のエッセンスが楽しめるので、これ1冊あればたいてい事足ります。好みの本に出会えます。好みの冒険に旅立てるんです。

いつもありがとう。助かってます。

書評家“狐”の読書遺産 (文春新書)

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