「知識ゼロからの史記入門」史記が読みたい。でも長すぎる。

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中国の歴史はファンが多いですよね。『三国志』とならんで人気なのが『史記』の世界です。

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史記は読むと面白いことで有名

渡辺精一さんという、中国史の世界で有名な方がいます。

『三国志』のすべての登場人物(約2,000人)が載っている『三国志人物事典』を書いたすごい方です。とても分厚い本なんですけど面白いですよ。ぼくも持っています。

その渡辺精一さんが『史記』についてこう言っています。

『史記』という書物は、読んでおもしろいことで有名である。「このうえなく、おもしろい」といってもいいくらいおもしろく、奥深い。

『知識ゼロからの史記入門』まえがきより

知識ゼロからの史記入門

『史記』は司馬遷が書いた歴史書です。その『史記』の世界をわかりやすく解説したのが『知識ゼロからの史記入門』です。

横山光輝さんのマンガの絵をいっぱい取り入れているので、すごく読みやすいです。

史記が読みたい。でも長すぎる。という方におすすめです。

知識ゼロからの史記入門

歴史が詳しくないと面白くないのでは?

と思うかも知れませんが、そんなことありません。

歴史を知らない、『史記』を知らないという方にもわかるように書かれた本です。もちろん、歴史を知っていたり、『史記』を知っていれば、より面白いとは思います。

この本だけでOK

この本を読んだあとに『史記』を読もうとか、『史記』を読んだあとにこの本でおさらいしようとか、そんなことは考えなくてOKえす。本物の『史記』とは切り離して、これはこれで一つの完結した本として楽しめます。

『史記』の魅力とは

『史記』にはいろいろな人が登場します。その人生の多彩さが『史記』の最大の魅力です。

多彩な人生

あるものは史上初の「覇者」となって栄華をきわめながら不遇な末路をたどります。あるものは19年の放浪生活のすえに中国の頂点に立ちます。あるものはちょっとした驕りのために軍を崩壊させます。あるものは屈辱をバネにして宰相にのぼりつめます。あるものは便所のネズミからヒントをもらって成功します。

それぞれの持ち味

いろんな人がいろんな持ち味をもっていて、王、武将、参謀、官僚、亡命者、刺客、商人など、それぞれの立場で活躍します。

持ち味を活かすといえば、たとえばこんな話も出てきます。

一芸にひいでた人材

ある公子は、一芸にひいでた人材を身の回りにおいていて、そのおかげで数々のピンチを切り抜けました。たとえば…。

盗みの名人

公子が秦王に命を狙われたときのことです。このピンチを切り抜けるには、ある毛皮のコートを盗みだす必要がでてきました。そこで登場したのが盗みの名人です。盗みの名人はみごとに毛皮のコートを盗みだし、そのおかげで公子は命拾いしました。

モノマネの名人

公子が敵のもとから逃げ出そうとして、関門にさしかかったときのことです。まだ暗いせいか関門は閉じていました。このままだと追っ手につかまるかもしれません。そこで登場したのがモノマネの名人です。モノマネの名人はニワトリの声をまねして関門を開けさせました。おかげで公子は敵地から脱出することができました。

おもしろいですね。

『史記』という大河

いろんな人たちがいろんな知恵をしぼって、力を尽くして、生き延びていくようすが『史記』には描かれています。そこには、たくさんの人生の挫折や成功がつまっています。

よく歴史の流れを大河にたとえることがあります。『史記』を見ていると、まさにそう思います。歴史という大河のなかで、人々は波に乗ったり、流されたり、逆らったり、巻き込まれたりしながら、出ては沈み、浮いては消えます。

『史記』を読みたいけど長すぎる

『史記』の壮大な世界に触れたい。でも壮大すぎて時間がない。という方にはぜひ読んでもらいたい一冊です。

知識ゼロからの史記入門

ただ、ひとつ付け加えると、横山光輝さんのマンガ『史記』はたしかに壮大ですが、時間のない方でもついつい読み進めてしまうくらい面白い本ですよ。

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