書評の書き方 感想サンドイッチ法

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ブログで書評というものを書いてみようかな…。と、ちょっと思います。でも何をどうしていいのかわかりません。以前、見よう見まねで本の感想を書いたことはあります。ただ正直なところ、書評の型を学んだわけでもなければ、押さえるべきツボを意識して書いたわけでもありません。

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質の高い書評をお手本に

そこで、この機会に書評の書き方を勉強してみたいと思います。

どう勉強したらいいのか考えたんですけど、ネットを見るといろいろな書評の書き方があって、これが正解というものはないんですね。人それぞれ。

そこで…

クオリティの高い書評をお手本にさせていただいて勉強してみることにしました。

書評「歴史的な想像力の剣さばき」

今回、勉強の題材とさせていただくのは、山村修さんの書評「歴史的な想像力の剣さばき」です。山村さんは<狐>のペンネームでたくさんの書評を書かれています。参考:“狐”が選んだ入門書 (ちくま文庫)

<狐>こと山村修さんがこの書評で取り上げているのは、岡田英弘さんの著書『世界史の誕生-モンゴルの発展と伝統』です。

冒頭にそそる感想を書く

この書評は、つぎの一文から始まります。

岡田英弘は歴史家の中の剣客です。史的想像力の剣さばきがするどい。

そそります。一見ミスマッチな言葉の組み合わせに、好奇心があおられます。冒頭に、読者がそそるような感想・見解を書く。これがポイントのようですね。

感想の理由を書く

なぜ「歴史家の中の剣客」だと感じたのか。なぜ「史的想像力の剣さばき」という表現をしたのか。山村修さんは、その理由を、まずこう語ります。

私が、この人は書斎にこもる研究者タイプとはちょっとちがうぞと感じたのは(中略)現代のマレーシア連邦を訪れ、そこに古代日本のすがたを見た、という話を読んだときです。

さらに、その理由について具体例に掘り下げて書います。ここでぼくたち読者は、著者の魅力を知ることができ、その魅力を冒頭のように表現する書評家の腕前に感動したりするわけなのです。

最後にシメの感想を書く

以上の流れの最後に、山村修さんは、

マレーシアの会社の光景から、ただちに「これは古代日本だ」とひらめく。そうした歴史家の直覚の力とでもいうべきものに、私は不意を打たれたのでした。

と、一言感想を述べています。

書評はそれからまた次のブロックに進んでいきます。

感想サンドイッチ法

次のブロックでも、おなじような構成で本の魅力が語られています。その後もいくつかのブロックが連なって、書評全体ができあがります。

書評全体も、俯瞰して見るとおなじような構成になっています。

つまり、

1.感想

2.感想の理由(引用などで詳しく)

3.感想

という3段階の構成です。

感想でサンドイッチされているので、これを勝手に感想サンドイッチ法と名付けます。

シンプルな3段階

書評の書き方には、いろいろな流儀があるようで、ポイントも人それぞれたくさんあると思います。書評の初心者のぼくとしては、いろいろなことを一気に吸収できないので、まずシンプルでわかりやすいものから実践してみたいです。

そういう意味では、この3段階はとてもシンプルでわかりやすいです。