真田幸村のゆるい伝記 第27話 日本一の兵

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ここは徳川家康の陣。

家康「こっちは大軍。幸村軍は少数」

部下「普通に考えれば、こっちの勝ちですね」

家康「でも、まともにぶつかってくるとは思えん」

部下「はい」

家康「なにか変化球をかましてくるはずだ」

部下「間違いありませんね」

一方。

ここは真田幸村の陣。

友人「家康の裏をかくって?」

幸村「そう」

友人「どうするのさ」

幸村「あの人は変化球が好きな人だから…」

友人「うん」

幸村「直球で勝負する」

友人「って、つまり?」

幸村「正面から攻めるのさ」

友人「なるほど」

幸村「全軍、突撃!」

幸村は家康の本陣へまっすぐ攻めかかった。

その家康の陣では…

部下「来ます! 幸村です!」

家康「どの方向からだ」

部下「正面です」

家康「正面!?」

部下「はい」

家康「そんな常識はずれな戦い方があるか」

部下「まさか正面から来るとは…」

家康「うわぁ。すぐそこまで迫ってるじゃないか!」

部下「応戦はどのように」

家康「に、逃げよう…」

部下「は?」

家康「逃げよう、早く!」

部下「あ、待ってください!」

家康は一目散に逃げ出した。

家康の大軍は、幸村の率いるわずかな兵によって総崩れとなった。

戦場のようすを見ていたサル2世は…。

サル2世「すごい!」

慎重派「おぉ、家康が必死で逃げている」

サル2世「幸村さん、すごいよ!」

慎重派「天下の家康が手も足も出ないとは」

サル2世「あの人こそ、日本一だ」

薩摩の記録では、

「真田幸村は日本一のつわもの。昔からの物語にも、このような例はない」

と最大の賛辞を送っている。

家康「ひ~! 助けて~」

幸村「家康さん、覚悟!」

そのとき。

徳川軍の武将1「やや。家康さんがピンチだ」

徳川軍の武将2「助けないと」

徳川軍の武将1「人数はこっちのほうが多いんだ、押し返そう」

徳川軍の武将2「おう!」

藤堂高虎など、徳川軍の勇敢な武将たちが反撃を開始した。

幸村「くそっ! あと一歩なのに」

友人「押されてる。まずいな」

幸村「兵士くんたちは?」

友人「乱戦ではぐれたらしい」

幸村「無事だといいけど。うっ!」

友人「幸村!?」

矢が、幸村の肩をつらぬいた。

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あーりーと申します。アクセスありがとうございます。布団でぬくぬくしながら本を読んだりスマホでテレビを見たり、のんびり過ごすのが好きです。

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