真田幸村のゆるい伝記 第23話 赤い花

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真田幸村のゆるい伝記を書いています。前回までのあらすじは…

関ヶ原の戦いが終わって、日本には一時的な平和が訪れました。

それもつかの間。もうすぐ徳川家康と豊臣家の戦いが始まろうとしています。

現在、真田幸村は関ヶ原で家康に敵対したバツとして、幽閉されているところです。

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それでは、つづきを~☆


人々の会話。

人々1「青い空」

人々2「うん」

人々1「白い雲」

人々2「うん」

人々1「平和だねぇ」

人々2「ま、そうでもないけどね」

人々1「なんでさ」

人々2「いつまたケンカがはじまるかわからんしょ」

人々1「ぷっ。知らないの?」

人々2「なにが」

人々1「戦国時代はとっくに終わたんだよ」

人々2「いやいやいや、それがね」

人々1「?」

人々2「また始まりそうなんだよ」

人々1「どして?」

人々2「家康さんがサル2世さんに因縁つけたんだって」

人々1「そうなの!?」

人々2「いつ戦になってもおかしくないよ」

ここは高野山。

サル2世「こんにちは~」

兵士「わっ、サル2世さん」

サル2世「遊びに来ちゃった」

兵士「このタイミングで遊びに来ちゃマズイですよ~」

サル2世「まぁまぁ」

兵士「僕は家康さんの兵士なんですよ」

サル2世「うん」

兵士「いま、あなたと家康さんは史上最強にギクシャクしてるじゃないですか」

サル2世「まあね」

兵士「空気読んでくださいよぉ」

サル2世「今日はすぐ帰るから」

兵士「いや、まあ、せっかく来たんだからゆっくり…」

サル2世「これ」

兵士「は?」

サル2世「これを幸村さんに渡しておいて」

兵士「赤い花…?」

サル2世「よろしくね」

兵士「どういうことです?」

サル2世「渡せばわかるから。じゃ♪」

兵士「あ、待って…」

サル2世は去った。

そのころ幸村と友人は。

幸村「ぼーっ」

友人「ぼーっ」

幸村「そろそろ、ぼーっと空を見るごっこも、あきたね」

友人「でも他にやることないし」

幸村「おれ、資格取ろうかな」

友人「なんの?」

幸村「気象予報士」

友人「ぉお…」

幸村「こうやって毎日空見てたら、かなり分かるようになってきた」

友人「マジ?」

幸村「うん。もうすぐ風が出るとか、雨が降るとか」

友人「すごいじゃん!」

そこへ兵士があらわれた。

兵士「幸村さ~ん」

幸村「あ、兵士くん」

兵士「いまサル2世さんが来て、これを」

幸村「赤い花…」

兵士「つつじですかね?」

幸村「この花、父の墓にそえてあげよう」

兵士「お父さんのお墓に?」

幸村「サル2世さんも、きっとそのつもりで持ってきてくれたんだよ」

兵士「そうなんですか?」

幸村「うん。三途の川で父が寂しがらないようにね」

兵士「……幸村さん」

幸村「ん」

兵士「お父さんのお葬式、早くできるといいですね」

幸村「ありがとう」

兵士「もしもサル2世さんが天下をとったら、きっとできますよね」

幸村「……え?」

兵士「行きましょう、お父さんのお墓」

幸村「ああ、うん」

この時代、幸村は世間から忘れられていた。

しかしサル2世は、父親に弔いの品をおくるなどして、幸村をいたわったという。

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