真田幸村のゆるい伝記 第11話 せみしぐれ

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ひきつづき、真田幸村とサル(豊臣秀吉)の会話。

サル「もっと嬉しいことっていうのはね」

幸村「はい」

サル「子供、生まれたさ」

幸村「おぉ♪」

サル「紹介しよう、サル2世だ。じゃーん。かわいいでしょ」

幸村「ぐにゅぐにゅですね」

サル「生まれたばっかりなんだよ」

幸村「そっか」

サル「ナンバーワンを受け継ぐ子だよ。仲良くしてやってね」

幸村「ていうか、こちらこそ」

1593年、サル(豊臣秀吉)の子供、サル2世が誕生した。

夏。

幸村と友人は、とある神社の芝の上に寝転がっていた。

ミーンミンミンミン…(せみの声)

幸村「セミって、やりたい放題だよね」

友人「?」

幸村「やたらミンミン」

友人「夏だしね」

幸村「夏で一番えらいみたいな感じ」

ミーンミンミンミン…

友人「せみしぐれだね」

幸村「せみしぐれ?」

友人「せみの鳴き声が、雨みたいに降ってくるしょ」

幸村「うん」

友人「それが、せみしぐれ」

幸村「雨…」

友人「そう。青空に降る雨」

ミーンミンミンミン…

幸村「サルさん、うらやましいよね」

友人「?」

幸村「だってナンバーワンだよ」

友人「あぁ」

幸村「おれも何かでナンバーワンになろうかな」

友人「たとえばなに?」

幸村「たとえば…」

友人「たとえば?」

幸村 ( ´ρ`).。oOO

友人「……?」

幸村 ( ´ρ`)スヤスヤ…

数時間後。

友人「幸村」

幸村 ( ´ρ`)スヤスヤ…

友人「幸村」

幸村 ∑(・o・;) はっ

友人「花火、見に行こうか」

幸村「ごめん。寝るとこだった」

友人「花火」

幸村「あ、もう暗いんだね」

友人「ずいぶん寝たね」

幸村「せみは?」

友人「とっくに鳴き止んだよ」

幸村「え、もう?」

友人「あっけないもんだよ」

幸村「明日もまた聞けるかな、せみしぐれ」

友人「たぶんね。でも…」

幸村「?」

友人「せみの命は短いから、すぐに聞けなくなるよ。それより、花火大会」

幸村「うそ? どこ?」

友人「もうすぐあっちで」

幸村「いいね~」

友人「ジュース買って、場所とろう」

幸村「じゃあおれ、打ち上げ花火一発ごとにジュースを一口飲むっていう試練をおのれに課すわ」

友人「試練のわりに嬉しそうだね」

幸村「行こう♪」

友人「うん♪」

そんな平和も束の間。大事件が起きた。

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